月間ニュースレター

12月号 火災の意外な原因
年末の火災は “想像を超えてくる”
知らなければ防げない、
驚く火災原因とあなたの家の危険度

寒さが深まり乾燥が進む12月──。
この季節になると、火災のニュースを目にすることが増えてきます。
「コンロの消し忘れ」「ストーブの近くに洗濯物」など、火災の原因には“なんとなく思い当たる”ものがありますが、実際には 想像を超える原因 で住宅火災が発生しています。
本コラムでは、実際に起きた“驚くべき火災事例”を中心に、なぜ起きたのか、どう防ぐのかをわかりやすくご紹介します。
あなたの家でも起こり得ることばかりです。年末の今こそ、火災への意識を一度リセットしてみませんか。
■こんなことで!? 実際に起きた「驚きの火災事例」
① ペットがガスコンロに触れて着火、炎が広がり家が全焼
キッチンに備え付けられたガスコンロのスイッチは、軽い力で押せてしまう機種もあります。
猫がキッチンに飛び乗り、偶然スイッチに触れて点火。
その場に置いてあったふきんに火が燃え移り、瞬く間に炎が拡大。
外出中に火災が発生し、帰宅したときには家がほぼ全焼していた──という事例が実際にあります。
「まさかペットが…」は、もはや“あり得る危険”なのです。
② 猫が洗濯物にじゃれて電気ストーブにかぶせてしまい発火
冬場によく使う電気ストーブも、ペットにとっては“遊び場の延長”。
洗濯物にいたずらをして、ストーブの上にひょいとかぶせてしまうと、布が熱で炭化し、そこから火が出ます。
飼い主がその場にいないと、
「気づいたら部屋中が煙で充満していた」という結果にもなりかねません。
③ 油の染みた衣類を洗濯しても、乾燥機で再発火することがある
揚げ物や焼き肉などで衣服に油がつくことがあります。
普通に洗濯をすれば落ちると思いがちですが、油分は完全には落ちきらないことがあります。
油が繊維に残ったまま乾燥機で高温乾燥すると、
油が酸化 → 発熱 → 乾燥機内で自然発火
という流れで火災が起きるのです。
「洗ったのになぜ?」と誰もが思う原因ですが、実際に起きた火事であり、特に冬場は衣類乾燥機の使用頻度が上がるため危険が増します。
④ 花瓶を倒してこぼれた“水”が原因で火災に発展

Burned plug socket.
火災=火が原因と思われがちですが、
実は 水が原因で火事が起きることもあります。
花瓶の水が倒れてこぼれ、その水がコンセントにじわじわ染み込む。
→ しばらくしてショート(火花が飛ぶ)
→ 周囲の可燃物に引火
という流れで火災につながります。
「水だから安全」という思い込みが、逆に危険を見逃してしまうのです。
⑤ アロマオイルがついたタオルが“翌日に自然発火”、店舗が全焼
マッサージ店で起きた衝撃的な事例です。
アロマオイルのついたタオルを洗濯 → 乾燥機にかける →
その後、折りたたんで重ねておいたところ、
翌日、オイルが酸化して発熱し、タオルの中央部が高温に。
そのまま自然発火し、店内に燃え広がり全焼したというケースがあります。
オイルは種類によっては非常に酸化しやすく、
「時間差で発火」 するという特性を持つものもあります。
乾燥機で加熱されることで、その後の酸化がさらに進むという仕組みです。
⑥ モバイルバッテリーの長時間充電で発火、帰宅したら自宅が全焼
スマートフォンの普及に伴い、リチウムイオン電池の事故は年々増えています。
携帯用のモバイルバッテリーをずっと充電しっぱなしにして外出したところ、
内部の劣化した電池が暴走(熱暴走)を起こし発火。
その火が家具に燃え移り、誰もいない自宅が全焼──
帰宅した持ち主は愕然とした、という事例も報告されています。
リチウムイオン電池は、
・長時間の充電
・落下などの衝撃
・高温環境
が重なると、突然発火することがあります。
「スマホ周りは安全」という先入観は禁物です。
■ なぜ、こんな“予想外の火災”が起きてしまうのか?
共通しているのは、
「火の気がないと思っていた場所から火が出ている」
という点です。
火災は“明らかに危険なもの”を原因に起こるだけではありません。
火の気がなくても、熱・電気・酸化反応などによって、
思いもしない物から火が出ます。
また、冬場は乾燥・静電気・暖房・調理の機会増加など、
“火が生まれやすく、広がりやすい環境”が整ってしまう季節です。
■ 今日からできる、予防のポイント
● ペットのいる家庭
・キッチンへの侵入防止ゲート
・ガスコンロのチャイルドロック機能の使用
・電気ストーブの周囲は常にクリアスペースを確保
● 洗濯・乾燥
・油汚れの可能性がある衣類は「乾燥機禁止」
・オイル使用後のタオルは広げて十分に冷ます
・乾燥機のフィルター掃除を徹底
● 電気系統
・モバイルバッテリーの充電は就寝中・外出中にしない
・コンセント周りは水気に注意
・延長コードの劣化チェック
● 住まい全体
・火災警報器の電池確認
・ストーブの周囲に可燃物を置かない
・調理中はコンロから離れない
■ 火災は防げても、被害はゼロにはできない
―だからこそ、火災保険の“年末点検”をおすすめします―
火災の予防を徹底していても、
完全に火災発生をゼロにすることは不可能です。
しかも、ここまで紹介したように、
火災原因は「予想外のものばかり」。
火事はどれほど注意していても起こり得る災害です。
だからこそ、火災保険は
“最後の砦”として機能します。
しかし、火災保険は加入から数年が経つと、
・補償額が実際の建築費に追いついていない
・家財の金額が不足している
・自然災害の補償が足りていない
などの問題が生じがちです。
年末は、家計や生活を見直す絶好のタイミング。
「わが家の火災保険は大丈夫かな…?」と思われた方は、
ぜひ一度、補償内容の点検をおすすめします。
■ 保険代理店ライフラインが、あなたの“安心”を全力でサポートします

ライフラインでは、
・今の補償が適切か?
・保険料は抑えられるか?
・家財保険は足りているか?
・オプションは必要か?
など、お客様と一緒に丁寧に確認し、最適なプランをご提案しています。
驚く火災事例を知った今こそ、
「うちは大丈夫」と思わずに、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの大切なご家族と住まいを守るために、
私たちライフラインが寄り添い、しっかりサポートいたします。
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