月間ニュースレター
おがわ通信 7月号
自然災害も増えて、野生動物も住宅地へ下りてきています。
動物との接触事故のために
車両保険に加入ましょう
6月2日に発生した雹災(ひょうさい)の災害は本当に怖かったです。人間に直接当たっていたら、怪我どころでは済みません。特に自動車への被害が甚大で、損保ジャパンでは災害対策本部が設置されて早急な対応を行っています。雹災は自動車保険だけでなく、家屋の被害、車庫、カーポートへの被害など、保険対象の契約になっています。特約によりますが、被害があった方はご自身の補償内容をご確認ください。もし、保険証券を見て分かりにくいようでしたら、ライフラインへご相談ください。
さて、今回は自動車保険の車両保険について、ご案内させて頂きます。今年の1月始期の自動車保険から様々な改定がありました。その一つで、車両保険の補償内容が拡大して、お客様にとって有益な状況となりました。フルカバーの一般条件の車両保険は全てカバーしていますので、それ以外の保険料が安くなる2つの車両保険での改定ポイントを分かりやすく記します。
●車対車事故・限定危険特約
①契約自動車の所有者が所有する他の自動車との衝突または接触事故
②動物との衝突または接触事故
③あて逃げ等の相手自動車の詳細が確認できない事故
●車両限定危険特約
①動物との衝突または接触事故
最近では野生動物が住む場所を追われて、餌を求めて里に下りてきています。千葉ではキョンという小型の鹿が街中にいるそうです。そんな野生動物と接触事故をした場合は、上記の2つの車両保険では保険金が出ませんでした。1月の改定で保険金が出るようになったのは朗報です。夜間、夜行性の動物との接触の確率は高くなりますし、視界が悪く避けきることも難しいです。動物との事故は意外と車両へのダメージが大きく、最悪の場合全損になることも…。 事故してからでは遅いですので、この機会に自動車保険に車両保険を付帯していない方は、是非ご相談ください。
人身傷害車外事故特約の
補償拡大および特約名称の変更
改定のネタで、お得な情報がありますのでご紹介します。付帯しておくとかなり有効です。
自動車保険の人身傷害保険で、契約自動車の運転中以外も補償する特約があります。人身傷害車外事故特約と言って、歩いていて自動車事故に遭った場合、他人のクルマに乗っていて事故に遭った場合、自転車に乗っていて自動車事故に遭った場合などに怪我の補償をしてくれます。この補償内容の範囲がかなり拡大しました。
お支払いの対象となる事故を「自動車事故」から「交通乗用具事故」に拡大して名称を「人身傷害交通乗用具事故特約」に変更しました。次のいずれかに該当する、急激かつ偶然な外来の事故によって身体に傷害を被った場合の損害に対して、保険金をお支払いするようになりました。
改定前
人身傷害車外事故特約
改定後
人身傷害交通乗用具事故特約
①交通乗用具の運行に起因する事故
②交通乗用具の運行中の、飛来中もしくは落下中の他物との衝突、火災、爆発または交通乗用具の落下。ただし、被保険者がその交通乗用具の正規の乗車装置または装置のある室内に搭乗中である場合に限ります。
(注1)交通乗用具とは、自動車、自転車、車椅子、ベビーカー、歩行補助車(原動機を用い、かつ搭乗装置のある歩行補助車に限ります。)、電車、ロープウェー、航空機、船舶、エレベーター、エスカレーター、動く歩道等をいいます。
(注2)なお、キックボード(電動キックボードを除きます。)、スケートボード、三輪以上の幼児用車両、遊園地等で遊戯用に使用される乗り物等は含まれません。
この内容は凄いと思います。うっかり躓いて転んで骨折なんてことはよくあります。特約で保険料も負担が少ないですので、傷害保険に加入されていない方はまずはこの特約を付けてみてはいかがでしょうか。傷害保険に加入されている方は補償のバージョンアップとしても有効です。
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